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2010年7月29日 (木)

ボーイ・ワンダーの孤独

「ボーイ・ワンダーの孤独」Inserts
1974年/イギリス映画

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監督:ジョン・バイラム
衣装:シェリー・ラッセル
音楽コンサルタント:ジェシカ・ハーパー
ピアノ:トレヴァー・ヨーク

出演:リチャード・ドレイファス (ボーイ・ワンダー:映画監督)
   ジェシカ・ハーパー    (キャシー・ケイク:プロデューサーの愛人)
   ヴェロニカ・カートライト (ハーリーン:女優)
   ボブ・ホスキンス     (ビッグ・マック:プロデューサー)
   スティーブン・デイヴィーズ(レックス:男優)


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日本劇場未公開だがTBSで深夜TV放送された時に偶然見てかなり驚かされた。

と、言うのは「サスペリア」で名を知られる前のジェシカ・ハーパーや「エイリアン」のヴェロニカ・カートライトがほとんど『裸』で出ずっぱりで、かなりきわどいシーンもある。
その内容からアメリカではポルノ映画として公開され、ドレイファスが映画協会に抗議したという。

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サイレント映画時代、映画監督の邸宅で繰り広げられるポルノ映画撮影に関わる出演者をはじめとした関係者5人の会話劇で、舞台劇感覚の変わりダネ映画。

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ボーイ・ワンダー(ドレイファス)は落ちぶれた映画監督。
かたわらにはいつも酒が欠かせない・・・

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そこへ女優(カートライト)到着。

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さっさとコートを脱ぎ、

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下着姿でスタンバイ

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ヴェロニカ・カートライトはヒッチコックの「鳥」に出演していたあの少女だが結婚後映画業界を離れていて、この映画がカムバック第1作目ということもあってか かなり覚悟を決めた演技ぶり(脱ぎっぷりか)、これが「エイリアン」出演へとつながったわけだ。

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この女優、麻薬常習者で撮影前の一本が日常のようだ。

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たわいない会話の後、セットに移り、

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撮影が始まる。

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脱ぎっぷりも手馴れたものだ。

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そこへ男優(デイヴィーズ)も到着。

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絡みの撮影に入る。

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このシーンはかなりきわどいのでこれ以上は本編を見てご確認ください。
ヘアが映った どころではありません・・・

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撮影中、プロデューサー(ホスキンス)とその愛人キャシー(ハーパー)が訪ね、

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撮影は中断。

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女優はプロデューサーが持ち込んだみやげの麻薬を一服するため2階の部屋に上がる。

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が、それが原因で女優は突然死してしまい、

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プロデューサーと男優は協議の末、内々に死体を処理するため遺体をかかえて邸宅を出る。

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困ったワンダー・・・

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すると残っていたキャシーが代役をやると名乗りをあげる。

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キャシーは下着姿になってその意欲を見せるが

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いざ、撮影・・・となると

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それ以上の行為に戸惑い、なかなか先に進まない・・・

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そこで監督の手管

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うまく口説いてその気にさせ、徐々に演技も大胆にさせていく。

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ジェシカ・ハーパー「サスペリア」でのノーブラに濡れたシャツシーンどころではない。

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撮影を続けるうち、キャシーの大胆さに戸惑いはじめるワンダー・・・

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ワンダーはキャシーの誘惑に負け、立場が逆転

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ついに男女関係となってしまう。

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そこへプロデューサーと男優が遺体処理からもどってきて・・・

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プロデューサーは激怒し、気まずい空気の二人・・・

一悶着の後

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キャシーのまなざしに

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笑顔を返すワンダーの表情は『監督』としてのそれではなかった・・・

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プロデューサーは撮影フィルムを没収し、キャシーを連れて邸宅を去る。

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一人残されたワンダーは

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ピアノを弾きながら唄って気を紛らす・・・



撮影中、全てをさらけ出す現場状況に映画監督と女優が恋に落ちる過程を一気に見せる。
ご覧のようなシーンが延々と続くので、私はこの深夜放送はもしかしたら夢なんじゃないかと思ったくらい・・・
(途中から慌ててビデオの録画ボタンを押したバカ野郎です)
深夜とはいえよく放送したもんだ・・・

劇場用予告編

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たった5人しか登場しない上に撮影セットがある1階と申し訳程度の2階のシーンだけの舞台・・・
それを会話とこんなシーンだけで見せていくのだからある意味すごい。

まさに役者の力量にかかっている映画で、ドレイファスはこの後「ジョーズ」でブレイクするが俳優の基礎としてこういう場でもたたき上げていることを知った。


どこかの国のようにやたらもったいぶらない格の違いを見せ付ける『役者根性』を目の当たりにした映画でした。

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