シンジケート
「シンジケート」The Stone Killer
1973年/アメリカ映画
製作:ディノ・デ・ラウレンティス
監督:マイケル・ウィナー
原作:ジョン・ガードナー
音楽:ロイ・バッド
出演:チャールズ・ブロンソン/マーティン・バルサム/ノーマン・フェル
デヴィッド・シャイナー/ラルフ・ウェイト/ジャック・コルヴィン
ポール・コスロ/スチュアート・マーゴリン
※今回は細かい説明なしでブロンソンを堪能ください。
少々手荒い流儀が批判をあびているルー・トーレイ刑事(ブロンソン)
メイン・タイトル
戸別の殺人事件を捜査するうちマフィア同士の抗争に関わる大量暗殺計画に突き当たる。
「チャトズ・ランド」「メカニック」に続きブロンソンとは名コンビぶりを発揮しているウィナー監督とのタッグ3度目のアクション快作で、映画ではこれが初の刑事役となるブロンソンの敏捷なアクションが気持ちいい。(この後同コンビで「狼よさらば」「ロサンゼルス」「スーパー・マグナム」と続く。)
引退したマフィアのボスにマーティン・バルサム。
特にオートバイを追うカーアクションシーンは全盛期ならではのノリがあって痛快だ。
音楽はロイ・バッド。
マフィアを描いたものとしては「ゴッドファーザー」「バラキ」などが挙げられるがこの映画もそのカテゴリーにありながら刑事サイドからひたすらアクションに重点を置いたスマートな構成という点で新しかった。
メイン・テーマに賛否も分かれるようだが、たぶんバッドはそんな趣向を汲み取ったんだろう。
ウィナー監督は80年代に入ると糸が切れたように脈略の無さが目立っていった感じがするが、この映画あたりまではずいぶん楽しませてもらったこともあって私には名匠クラスの監督として記憶に残る人です。
DVDジャケット(パル方式ヨーロッパ仕様)
2010年4月にようやくDVD化。
予告編や特典は一切無くもちろん日本語字幕も吹替え音声も無し、本編のみの収録ですが日本ではビデオ(LDも)にもならなかったので見つけたと同時に即買いしました。
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