ファンハウス 惨劇の館
「ファンハウス 惨劇の館」The Funhouse
1981年/アメリカ映画
メインタイトル
力の入ったジョン・ビールのタイトル音楽はなかなかの聴かせどころで最近はこんな正統派の音楽がめっきり少なくなっているのが残念に思う。(最近サントラ盤CDがようやく出ました)
本編に入るといきなりヒロイン エイミー役エリザベス・ベリッジの入浴シーン・・・
マスクをかぶった何者かがエイミーの部屋に侵入・・・(「ハロウィン」のパロディ?)
顔と身体のアンバランスさがいい?(体形はどう見ても学生さんには見えないんですけど・・・)
ベリッジは後に「アマデウス」でモーツァルトの妻を演じてますが他の作品にあまり恵まれてないようです。
入浴中、
ホラーマニアの弟ジョーイ(マスクの主)のいたずらが・・・(「サイコ」を模した軽いジャブ)
エイミー(ベリッジ)はボーイフレンドのバズ(ハッカビー)と女友だちのリズ(ウッドラフ)、そのボーイフレンド リッチー(チャピン)らと親に禁じられていたカーニバルに行く。
ジェットコースターなどの定番アトラクションを楽しんだ後、
いかがわしい見世物小屋でフォルマリン漬けの奇形児を見たり
娘をサクラに串刺しマジックをする三流のマジックショーや
マダム・ゼナ(マイルズ)の館で占ってもらったり
Girls.Girls.Girls...?
若いダンサーで客を誘い
中では年増のダンサーが出迎えるストリップ小屋などを見た後
閉館まぎわになってリッチーはファンハウス(お化け屋敷)で一夜を過ごす提案をする。
好奇心旺盛な年頃のエイミーたちは早速承諾。
親には公衆電話から女友だちの家に泊まると偽って、いざファンハウスへ・・・
独特のたたずまいを見せるファンハウスのオブジェ
エイミーたちはファンハウスのセットに潜り込むが
下の物音に気づいてすき間から覗いてみると
フランケンシュタインのマスクをかぶり、アトラクションのヘルパーをしていた男が占い師ゼナを殺す現場を目撃する。
マスクを取ると恐ろしい男の素顔が!(特殊メイクはかのリック・ベイカー)
怪物の父親は呼び込みをしていた男(コンウェイ)で死体の後始末を算段していたところ、上のエイミーたちに気づき危機が迫る。
最初の犠牲者はリッチー
次いでリズが落とし穴に落ちて
怪物の餌食に・・・
館内を逃げ惑うエイミーとバズ
そして
とうとうエイミーとバズは見つけられてしまい
格闘の末・・・
道連れにバズまでも殺されてしまう。
残ったエイミーとモンスターの最後の対決!
恐怖の一夜が明け、ファンハウスからふらりと出てくるエイミー。
外のオブジェが不気味だ。
『どうだい、怖かっただろう? 親の警告をちゃんと聞かないからさ。』
・・・なんて言っているようにも見える。
エイミーは後片づけをするカーニバルスタッフに助けを求めるでもなく放心状態で園内をさまよう。
劇場用予告編
見世物小屋に抱くイメージを凝縮したような映画で「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督らしいと言えるのかもしれないが以降の80年代はこうしたホラーのオンパレードになった引き金的な要因の一つかな・・・と ふと思った。
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