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2012年6月

2012年6月25日 (月)

INDEX

※ リンクが無いタイトルは公開未定または準備中のものです。

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  • モンスター・パニック (1980)

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  • カラハリ砂漠 (1965)
  • キングコング (1976) リメイク/ジョン・ギラーミン
  • 恐怖の報酬 (1977) リメイク/ウィリアム・フリードキン
  • カプリコン1 (1977)
  • キャニオン (2009)
  • シャーク・ナイト (2011)

<007>

<西部劇>

<マカロニウエスタン>

<戦争>

<ドラマ>

<コメディー>

<テレビ>

<サントラ盤/その他>

タイムスケープ

「タイムスケープ」 TimeScapes
2012年/アメリカ映画


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製作・監督・編集・撮影:トム・ロウ
音楽・製作総指揮・タイトル&グラフィック:ナイジェル・ジョン・スタンフォード


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80年代にちょっとしたブームとなったウィンダムヒルなどのBGVを復活させたような地球の大地と自然を詩情豊かに記録した映画。

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当時「ウエスタンライト」にはまった私にはどこか懐かしい。
が、ジャック・ペランの「渡り鳥」ほど綿密な構成ではなく、同じ風景が別アングルで何度か登場するのがちょっと惜しい。

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と言ってもこちらはこちらでアーティスティックなグラフィック効果が素晴らしく、きっと巨大スクリーンで見ると圧巻だ。

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場面によってカメラ位置を移動させながら時間と光りの変化で表情を変える情景が美しい。

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空と大地、光と影が創り出す自然のアートの神秘的な光景を披露しつつ、そこに暮す動物や人間がこの地球から恩恵を授かって生きていることも示唆していて環境破壊が問い立たされる人間社会において自然と共存していく姿勢のあり方を観客なりに考えさせる映画じゃないでしょうか。

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よく映画俳優やスーパーモデルたちが環境破壊に物申すのはいろんなロケ地でこうした自然の神秘的な光景を目の当たりにするためなんだろうな~とふと思いました。

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48分のうち8分がエンドロールに割かれていて大勢のスタッフが関わっているのがわかる。
だから40分が正味時間、決して長くは感じないはず。

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たまにはこういう映画もいいものです。



予告編

撮影に2年間を費やしたそうです。

2012年6月13日 (水)

ヘル

「ヘル」 Hell
2011年/ドイツ・スイス合作映画

Hell2011

製作総指揮:ローランド・エメリッヒ
監督:ティム・フェールバウム
音楽:ロレンツ・ダンゲル

出演
ハンナー・ヘルツシュプルング(マリー)
ラース・アイディンガー            (フィリップ)
スタイプ・エルツェッグ            (トム)
アンゲラ・ヴィンクラー            (老女)
リサ・ヴィカリ                         (レオニー)

「インディペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」「2012」のローランド・エメリッヒ監督が自国ドイツで製作総指揮に当たった世紀末映画。

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2016年、太陽に異変が起こり、地球の日中は灼熱地獄に・・・

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わずかに生き残った人々には先の見えないサバイバルの日々が強いられる。

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マリー(ハンナー・ヘルツシュプルング)は恋人フィリップ(ラース・アイディンガー)

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マリーの妹レオニー(リサ・ヴィカリ)と住み良い場所を求めて旅を続けている。
年ごろのレオニーはマリーたちの馴れ合いをあてつけがましく思っている。

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ふと空に鳥を見つけたフィリップ・・・
近くに鳥が生息できる環境地域があるはずだ。

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荒廃したガソリンスタンドに立ち寄り、

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燃料や物資をあさるが、

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収穫は微々たるもの・・・

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そこで空腹のトム(スタイプ・エルツェッグ)と出会い、

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悪気はないと判断したフィリップは

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食糧を分け与え、

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トムも旅の仲間となった。

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途中、故意に置かれた障害物に阻まれ、

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転落したクルマを見つけて辺りを捜索しているすきに

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マリーらのクルマが乗っていたレオニー諸共何者かに奪われてしまった。

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マリーたちは線路脇でクルマを奪った輩を見つけて車を奪い返すがトムとはぐれ、フィリップは足を負傷してしまう。

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トンネルで動けなくなったフィリップを残し、拉致されたレオニーを探すマリーは

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教会で休息中 老女(アンゲラ・ヴィンクラー)と出会い、

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ある家屋へ連れていかれるが

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外を覗いているとトンネルに残ったフィリップが捕まっており、

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妹レオニーも・・・

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老女はマリーらを息子たちの伴侶に当てたい思惑があったのだ。

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マリーは従順なふりを装い、

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妹を先に逃がす。

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が、そこに暮らす家族は捕獲した人間を食糧にしていた。

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フィリップはマリーの目前で食糧として捌かれてしまった。

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ここにいれば食糧にされるか、仲間になるか・・・それしかない。

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マリーは決死の脱出をはかる。

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はぐれていたトムとも合流し、食糧として閉じ込められていた人々を解放するが、

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マリーたちは理想の地へたどりつけるか・・・

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生きることに必死で、法も秩序もない絶望的な世界・・・

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それを淡々と見せる。

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人間らしく生きる余裕もない環境では尚更なことで、それぞれのテリトリーの中で独自の秩序が出来上がるのもわかる。

老女もこんな環境でなければ良い母親だったに違いない。
教会に出向いたのもたぶん今の行いに対する負い目とその許しを請うためなのだ。

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ここでは極端に見えるかもしれないが、すでに人間社会は心に余裕のない世界にさしかかっているんじゃないか?・・・と言っているようにも思える。

予告編


大作づいてしまったエメリッヒだが、大スケールよりもこういう小作品の中で人間の本音の部分をつついてみたくなったのかもしれない。

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2012年6月 6日 (水)

オーガストウォーズ

「オーガストウォーズ」(8月8日) Август Восьмого (August 8)
2012年/ロシア映画

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2008年8月8日、グルジア共和国からの独立を主張する南オセチアにグルジア軍が侵攻、これに対してもともとはロシアの傘下だったグルジアに圧力をかけたいロシアが軍事介入しグルジア軍への猛攻撃を展開。

その紛争に巻き込まれた息子を救出に向かう母親の物語。なんだが・・・

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このタイトル・・・これ、ロシア映画なんです。

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少年はチ-プな大衆演劇を見ても

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脳裏では想像力を膨らませて

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自分が主役の壮大なファンタジーに変換できます。

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帰り道でも

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後ろから迫ってくる暴走車を

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「トランスフォーマー」のようなロボットに見立ててみたり・・・

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そんな想像力豊かな少年だが、離婚した父親の実家で過ごすため、

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母親としばしの別れ

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だが母親は後に不穏な情勢を耳にして、

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心配になり、バスで息子のもとへ向かう

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が、途中でバスがエンストし、

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通りかかったトラックが牽引してくれる準備が済むまでちょっと休憩・・・

お国柄でしょうか、でもこの和やかな感じ・・・どこか懐かしく感じます。

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運転を再開するが

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そこへ突然どこからかミサイルが着弾!

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グルジア軍南オセチア侵攻が始まったのだ。

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バスは大破し、運転手はじめ乗客の殆んどが亡くなる大惨事・・・
奇跡的に助かった母親は歩いてでも息子の所へ行こうとする。

見かねた兵士は近くの町まで軍用車で送り届けるが

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再びミサイル攻撃に遭い、

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逃げ惑いつつも意思は揺らがない。

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一方、父親の実家にグルジア軍の戦車が現れ、

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息子から気をそらせるため戦車の前に立った父親は

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グルジア軍に殺されてしまう。

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父親の死を目前にし、

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少年はグルジアの戦車にあの悪漢ロボットをダブらせる。

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母親は戦火の中、

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味方の兵士に同行しつつ

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やっと息子のもとへたどり着くが

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頭部を負傷してグッタリしている・・・

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母親はグルジア軍のジープを奪って

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必死に追っ手をかいくぐるが

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グルジア軍戦車部隊のど真ん中を強行突破!

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やって来た援軍の空爆で

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なんとか切り抜けた。

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しかし、ついにグルジア兵士に銃を突きつけられる。

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・・・だが、子供を抱えた母親に誰が引き金を引けるだろうか。

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兵士は見過ごし、去り際に母親への敬意を示す。

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援軍部隊と遭遇し、

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やっと安堵の表情・・・

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野戦病院で息子を抱き寄せる顔に母親の笑みがこぼれた。

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国家間の政治的思惑やかけひきの中で犠牲になるのはいつも何の罪もない市民なのだ。

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これは戦争ドラマだが、描き方がとても風変わりで面白い。

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戦火の中、爆破の衝撃で意識が遠のく真際、母親が空を飛ぶ幻想を見るシーンがある。

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子供のためなら空だって飛べる気持ちを表現したのだと思うが、こんなシーンも心情として納得できてしまう・・・というか、これこそこの映画のテーマ。

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2008年という つい最近の事件だけに「今風」が少年の想像世界や母親のオシャレ感覚に表現されていて、ロシア人の足フェチ度も垣間見えるものの重くなりがちなテーマを軽くさせすぎもしない程度によいバランスを保っていたように思います。

「エンジェル・ウォーズ」や「トランスフォーマー」ばりのCG技術も楽しめ、

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市街戦の迫力もハリウッド映画に劣らないどころか なかなかの臨場感。

ロシア映画ってタルコフスキー監督の時代以後低迷していて特に最近はとんと馴染みがないが、ちゃんと優れた人材がいることをアピールしてます。

ちなみにアメリカでもこの紛争を舞台に「クリフ・ハンガー」のレニー・ハーリン監督が「5デイズ」(ヴァル・キルマー/アンディ・ガルシア/ヘザー・グラハム出演)を製作している。

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ロシア映画という点でグルジア批判のプロパガンダも含んでいるのかもしれないが息子を心配する母親の姿には何の思惑もないと見ました。
情報がすばやく伝わる世の中にあってはプロパガンダなどは逆効果だとわかっているはずだろうから。

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終始本編で大活躍の携帯電話も重要な小道具になってますが、

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こんな時代になっても争いがどこかで続いてる人間の矛盾した愚かさはたぶん滅びるまで続くのでしょうね。

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「8月8日」いや「オーガスト・エイト」・・・日本での公開を期待していましたが「オーガストウォーズ」と邦題が付いて、いよいよ2013年8月10日劇場封切りが決定したようです。



予告編1

予告編2

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