「エンジェル・ウォーズ」 Sucker Punch
2010年/アメリカ映画

監督・製作・脚本:ザック・スナイダー
撮影:ラリー・フォン
美術:リック・カーター
衣装:マイケル・ウィルキンソン
音楽:タイラー・ベイツ/マリウス・デヴリーズ
出演
エミリー・ブラウニング (ベビードール)
アビー・コーニッシュ (スイートピー)
ジェナ・マローン (ロケット)
ヴァネッサ・ハジェンズ (ブロンディ)
ジェイミー・チェン (アンバー)
オスカー・アイザック (ブルー・ジョーンズ)
カーラ・グギーノ (ベラ・ゴルスキー)
ジョン・ハム (ハイローラー/ドクター)
スコット・グレン (ワイズマン)
絵柄がすばらしいのでパートに分けてたっぷり紹介することにしました。
ちなみにこれはエクステンド・バージョンですので劇場版ではカットされたりエンドロールに使われたシーンも合い間に入れてあります。
Sweet Dreams (Are Made Of This/歌:エミリー・ブラウニング)
ユーリズミックスの’80年代ヒットナンバー・リバイバル

オープニング
スクリーンの中に劇場、二重の幕が上がると
舞台セットが現れ、物語が始まる。
この映画の虚構と現実が交差する舞台構成を示唆しています。

立派な屋敷に二人の姉妹を残し
母親が亡くなる。
継父の策略か?
継父は母の遺言状に財産相続すべてを姉妹へ当てていることを知り憤怒、姉妹を虐待する。

耐えきれなくなった姉は継父に銃を向けるが…
運悪く妹が犠牲になり、
姉は銃の引き金を引けない・・・
駆けつけた警察は継父の説明を信じ
精神錯乱で妹を殺した姉として少女を拘束してしまう。
雨のしずくがタイトルに・・・
少女は精神科のサナトリウム施設へ収監されることになる。
「レノックス・ハウス」・・・
ここで少女はベビードール(エミリー・ブラウニング)と名付けられる。

館内を取り仕切っているのはこの男 ブルー・ジョーンズ(オスカー・アイザック)
『劇場』と呼ばれるラウンジ
5日後、ベビードールはアナトミー手術を受ける。
Where Is My Mind?(歌:エミリー・ブラウニング/YOAV)
カウンセラーのベラ・ゴルスキー(カーラ・グギーノ)
ベビードールがゴルスキーのカウンセリングを受けていたかと思うと
唐突にアナトミー施術のシーンへと移行・・・
と思ったらスイートピーが演じる舞台レッスンへとすり替わる。
このあたりから展開に虚構の世界が混ざり始める。
場面が切り替わると・・・
施設がショークラブ風に変わり、衣装もいつの間にかチェンジ・・・
新しい仲間スイートピー(アビー・コーニッシュ)とロケット(ジェナ・マローン)が紹介され、
ロケットはベビードールを連れてざっと館内を案内する。(クラブかと思えば娼館じゃないか・・・)
「客に気に入られたらここで相手をするの。」とロケットは囁く。
ダンスレッスン場(もちろんサナトリウムにあるわけがない)
アンバー(ジェイミー・チェン)とブロンディ(ヴァネッサ・ハジェンス)も仲間だ。
イッツ・ショー・タイム!
"Love is The Drug"
劇場版ではエンドロールに編集挿入されたシーンです。
Love Is The Drug(歌:カーラ・グギーノ/オスカー・アイザック)
マダム・ゴルスキーとブルーがリードヴォーカル
ブロンディ
スイートピー
アンバー
ロケット
クライマックスはスイートピーの昇天
この二人でショーは締めくくり。
新入りのベビードールはまだ皿洗いなどの下働きだ。
就寝時間、ロケットは洗面室から戻らないベビードールを気づかい
泣いているベビードールのそばへそっと寄り添う。
ロケットは無言のまま・・・だがベビードールにはその気づかいがよくわかった。
そんな折、

ロケットは厨房のチョコレートをくすねようとするが
コックに見つかり、
乱暴されそうに・・・
廊下掃除をしていたベビードールは厨房の騒ぎに気づき
ロケットをかばう。
互いに仲間としての絆が芽生え始めていた。
パート2 (VSサムライモンスター)へ続く
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