アクション

2012年5月 7日 (月)

マルセイユ特急

「マルセイユ特急」 The Marseille Contract
1974年/イギリス・フランス合作

$Cinema Note

監督:ロバート・パリッシュ
撮影:ダグラス・スローカム
音楽:ロイ・バッド

出演
アンソニー・クィン       (ベンチュラ)
マイケル・ケイン        (ドレー)
ジェームズ・メイスン      (ブリザール)
モーリス・ロネ         (ブリアック警部)
モーリン・カーウィン      (ルシエンヌ)
アレキサンドラ・スチュワルト(リタ)
カトリーヌ・ルーベル       (ブリザールの愛人)
マルセル・ボザッフィ

04

フランス、アメリカ大使館つけの麻薬取り締まり官ベンチュラ(クィン)は巨大な麻薬組織の黒幕が財界の大物ブリザール(メイスン)であることをつきとめるがなかなかシッポをつかめない。

01

捜査に動員した部下も次々と抹殺されてしまうありさま・・・

メイン・テーマ(音楽:ロイ・バッド)これはアルバムバージョン

02

03

05
成すすべもなくイラつくばかりのベンチュラ・・・

06

とうとうベンチュラにまで殺し屋たちの手が及び、

07

スキをついて辛うじて逃げ切る。

09

見かねたフランスのブリアック警部(ロネ)はこちらも殺し屋を雇って非合法にブリザールを葬る提案をし、

10

ベンチュラにあるプロの殺し屋を紹介するが

11

12

その男はベンチュラの旧友ドレー(ケインであったことに驚く。

13

ドレーは仕事を引き受け、

14

まずブリザールの娘ルシエンヌ(モーリン・カーウィン)に近づくことに・・・

16
17
19

ルシエンヌを口解いて

20

うまくブリザールに近づくが

21

用心深いブリザールはドレーの正体を見破り、

22
仕事の片棒をかつがせるふりをしてドレーに麻薬をつかませ、

23

罠にはめようとすが

24
そこはプロ、ドレーはとっさに罠を回避する。

25
26

ブリザールはおかかえの殺し屋たちに執拗にドレーを追わせるが、ドレーはまんまとそれらをかわしてしまう。

15
一方マルセイユで大きな麻薬取り引きが行われるという情報を聞き付けたベンチュラはこれでブリザール一味を一網打尽にできるとふみ、着々と現場押さえの準備をかためる。

ブリザール打倒のメドがついたベンチュラはドレーに仕事のキャンセルを告げるが、

28

ドレーは一度受けた仕事へのプロとしてのプライドとして取り引き場所を独自に突き止め、

29
ベンチュラと共に取り引き現場をおさえることに加担するが

30
居合わせたブリアック警部はブリザールをその場で殺そうとし、

逆に隠れていた一味の銃弾をあびる。

31
そして、ブリザールを乗せて逃げるクルマへ無謀な体勢で銃を向けたドレーまでも銃弾に倒れてしまう。

32
ブリザールは逃亡、結局 組織壊滅に至らぬ結果に・・・

34
ドレー、

35
ブリアックたちの死体がころがる惨状の現場に

33

悲痛な面持ちで独り立ち尽くすベンチュラ・・・

36
37
ベンチュラはブリザールの出席するパーティ会場に現われ、

38
自らブリザールを殺してドレーの仇を討つのだった。

39
40
41



フィナーレ(音楽:ロイ・バッド)
ベンチュラの心境を上手く表現した いい余韻を残すラストでした。

---------------------------------------------------------

殺し屋と捜査官の友情物語りでもあり、

08

アンソニー・クィンの『素朴さ』と

18
マイケル・ケインの『クールさ』

それぞれの持ち味が活きていた。
ドライブ中のルシエンヌにドレーがアプローチするシーンは遊園地の遊覧音楽とダブらせ007ばりの見せ場になっていて
ベンチュラの逃走シーンやクライマックスとなる取り引き現場のアクション、
エピローグ 友の弔いに決着をつける哀愁感などなかなかいい見せ場もたくさんあった。

国際色豊かな顔ぶれも面白い。

またロイ・バッドのドスの効いた音楽がかなり気に入ってしまい、テレビ放送された時にテレコ録音して音楽の部分を何度も聴いていたころが懐かしい。

メイン・タイトル(フィルム音源+ハイライトシーン)とエピローグシーン

27

DVD化を切望する1作です。

2012年4月 1日 (日)

夜の訪問者

「夜の訪問者」 De La Pert Des Copains / Cold Sweat
1970年/フランス映画

Poster

監督:テレンス・ヤング
製作:ロベール・ドルフマン
原作:リチャード・マシスン
撮影:ジャン・ラビエ
音楽:ミシェル・マーニュ

出演
チャールズ・ブロンソン (ジョー・マルタン)
リヴ・ウルマン      (ファビアンヌ)
ジェームズ・メイソン 
 (ロス大尉)
ジャン・トパール      (カタンガ)
ジル・アイアランド    (モイラ)
ルイジ・ピスティリ   
 (ファウスト)
ミシェル・コンスタンタン(ベルモン)
ヤニク・ドリュール    (ミシェル)

01

02

ジョー・マルタン(チャールズ・ブロンソン)

03

彼はフランスの港町で自家用ヨットをチャーターして生計を立てている。

04

人当たりも良く、客からの信頼は篤い。

05

仕事を終えると仲間とポーカーでもうひと稼ぎ。

06

帰宅すると飼い犬のジャズがお出迎え、妻のファビアンヌ(リヴ・ウルマン)はリビングでテレビを見ており、毎晩帰宅が遅いジョーに不満を愚痴るが

07

ちゃんとポーカーで勝った金をファビアンヌへ渡すと機嫌も良くなることは心得ている。

08

そこへ電話がかかってきてジョーが受話器を取ると、「お前はジョー・モランか?」と問うおかしな相手・・・さらに「お前を殺す。」ときたから穏やかではない。

09

外に怪しい人影を見つけ、ファビアンヌに2階で隠れているよう指示したジョー。

10

間もなく一階でジョーが何者かと争う物音が聞こえ、ファビアンヌが心配して駆けつけると、キッチンに見知らぬ男が・・・

11

ジョーは額に傷を負い床に倒れていた。

12

男の名はベルモン(ミシェル・コンスタンタン)

13

ジョーとは知り合いらしく、以前ジョーの人命救助逸話が新聞記事になったのを見ておしかけたようだ。

15

ベルモンは銃で脅しながらジョーのヨットをある取り引きに利用させろと強要するが、やばい取り引きであることは明白だ。

19

スキを見てジョーが跳びかかり、

20

逆にベルモンを殺してしまう。

21

脅えるファビアンヌにジョーはベルモンとの馴れ初めを話す。

22

ジョーは些細な事で軍の刑務所に収容され、ベルモンとはそこで知り合い、他の仲間と脱獄するが、

23

運悪く塀の外で巡回中の警官と出くわしてジョーは仲間の一人が警官をナイフで殺害したのを見て仲間に懸念を抱き、置き去りにして独り車で逃げたのだった。

24

警察に通報すると間違いなくジョーは刑務所行き・・・ファビアンヌはベルモンの死体遺棄を手伝うことにする。

25

海岸の絶壁からベルモンの死体を投げ棄て、

26

夜明けに帰宅すると

27

招かざる客が待っていた。

31

他の脱獄仲間たちだ。

28

ロス大尉(ジェームズ・メイソン)

29

ファウスト(ルイジ・ピスティリ)

30

そして脱獄時、警官を殺したカタンガ(ジャン・トパール)の3人。

32

彼らはジョーの娘ミシェルがサマーキャンプ中なのも知っており、家族を人質にジョーのヨットを取り引きに使わせるよう念をおし、ジョーはしかたなく承諾する。

33

カタンガと港へ出かけ、ジョーを待っていた予約客を追い払い

34

取り引き場所へヨットを出すが、

35

カタンガに跳びかかり睡眠薬を注射して引き返し、

36

サマーキャンプ中の娘ミシェルを身柄確保に行くがすでにロスたちによって連れ去られた後だった。

37

ジョーは空港へ出かけ

Cblp

先に待っていたファウストをノックアウトして

38

取り引きの金を持ってロスたちと合流する手はずのモイラ(ジル・アイアランド)を待ちうけ、

39

40

仲間を装ってモイラを車に乗せると

41_2

辺鄙な岩場にポツンと建つ粗末な小屋に連れて行き、

42_2

モイラを監禁。

43_2

金とモイラを人質に家族と交換するようロスとかけあい承諾させる。

44_2

小屋の場所へロスたちとファビアンヌ、ミシェルを連れて行くジョー・・・

45

取り引き成立、と家族を車で去らせようとした時

46

いきなりカタンガが走行中の車に発砲し、ジョーは阻止しようとするが車は破損して停車・・・

47

48

さらに流れ弾がロスとファウストに当たり、ファウストは死亡。

49

ロスは重傷を負い、再び家族を人質に医者を連れてくるようジョーへ命令する。

50

モイラとジョーは町へ車を走らせ、銃で脅して医者を車に乗せると猛ダッシュで小屋へ急ぐ。

Lujm

そのころ、ロスは出血がひどく意識朦朧・・・

51

カタンガは金を奪って逃げる算段をし、ロスのすきを狙う。
ファビアンヌはロスが正気を維持するよう必死に介護するが・・・

52

一方、ジョーたちはスピード違反で白バイに追われていた。

53

ロスはもう虫の息・・・

54

とうとうカタンガが優勢となり、とっさにファビアンヌはミシェルを連れて小屋を飛び出した。

55

ファビアンヌは草に放火し、追ってくるカタンガの目を欺こうとするが絶体絶命!

56

そこへジョーたちが戻り、

57

三たび家族を人質にされたジョーは最初の麻薬取り引き場所へヨットを出す。
今度は家族も一緒だ。

58

最後のチャンス・・・ジョーは照明弾に気づき、

59

すきをついてカタンガへ向けて発砲!

60

火だるまになったカタンガは火のついた金諸共海へ落下し、家族の危機は回避された。

61

港に戻ったジョーたちは家族の平穏を取り戻し、パリ際でにぎわう雑踏に紛れるのだった。

予告編

Coldsweat1970

Dvd

日本では「マンダム」CMが茶の間を席巻した1970年、「さらば友よ」「ウエスタン」「雨の訪問者」「狼の挽歌」とヨーロッパ映画に吹き荒れたブロンソン旋風の快進撃と見事にリンクし、絶頂期の乗りが爽快なサスペンス・アクションだ。

原作は「激突!」「ヘルハウス」リチャード・マシスン

Terence_young_cocktail_cuff

監督はテレンス・ヤング
007シリーズはじめ、娯楽大作を手掛けたら超一級の手並みを見せていた名匠で、ブロンソンとはこの後「レッド・サン」「バラキ」と続く。

Ji

「狼の挽歌」に引き続きブロンソン夫人ジル・アイアランド共演という点でも当時注目だった。

Jmji

次回作「レッド・サン」でもウルスラ・アンドレスのクリスチーナ役をジルが演じる予定だったようだが妊娠のため実現しなかったのがちょっと残念。
ただ、これに関しては話題性も含め、アンドレスで結果オーライだったかもしれない。

18

ブロンソン黄金期の真っ只中・・・・いやブロンソンだけではない、ヨーロッパ映画も活気づいていたころでカトリーヌ・ドヌーヴアラン・ドロンジャン・ポール・ベルモンドマルチェロ・マストロヤンニソフィア・ローレンクラウディア・カルディナーレ・・・アメリカではクリント・イーストウッドスティーヴ・マックィーンジェームズ・コバーンロバート・レッドフォードジェーン・フォンダダスティン・ホフマンバート・レイノルズ・・・この時代は多くの個性派名優たちが絶頂期をむかえ、それぞれに自分流の映画をひっさげてひしめいていた。

私はそんな時代の中で映画心を育んでこれたことを本当に幸いに思う。

2012年2月10日 (金)

サンダーボルト

「サンダーボルト」 Thunderbolt and Lightfoot
1974年/アメリカ映画

Thunderboltp

監督・脚本:マイケル・チミノ 音楽:ディー・バートン 主題歌:ポール・ウィリアムス

出演
クリント・イーストウッド (サンダーボルト)
ジェフ・ブリッジス  
   (ライトフット)
ジョージ・ケネディ       (レッド)
ジョフリー・ルイス       (グッディ)
キャサリン・バック      (メロディ)
ビル・マッキニー
ダブ・テイラー
ゲイリー・ビューシー
カレン・ラム

01

02

閑散とした大地に建つ小さな教会

05_2

集う民を前に 

06

穏やかに演説する牧師・・・

03_2

そこへ一台のクルマが乗りつけ、

04

ほこりまみれの怪しげな男が降り立つ。

一方、

07

中古車売り場へヒョコンと現れた若者は

08

09

試乗を装って

10

11

まんまとトランザム(ファイヤーバード)を奪う。

12

教会では

13

男がいきなり牧師へモーゼルを向けて乱射騒ぎに

14

牧師は弾をかわしながら一目散に逃げる

15_2  16

そこへ先ほどトランザムを奪った若者が通りかかり

17

18

牧師は強引にクルマへ飛び乗った

19

20

牧師はニセで名をジョン(クリント・イーストウッド)別名"サンダーボルト"と呼ばれる泥棒

21

若者はライトフット(ジェフ・ブリッジス)というチンピラだ。

22

二人はこんな縁で一緒に旅することに・・・

だが、モーゼルの男の仲間がサンダーボルトを付け狙う

23

レッド(ジョージ・ケネディ)とグッディ(ジョフリー・ルイス)
彼らはかつてサンダーボルトと一味だったが、強奪した金をサンダーボルトが持ち逃げしたとして追っていたのだ。

24

25

26

27

28

実は金を隠した学校のある場所には新しい学校が建っており、金は建物ごと姿を消していた。

29

とうとうレッドたちの銃口がサンダーボルトらにつき付かれるが、

30

かつての仲間のくされ縁・・・

31

彼らはもう一仕事手を組むこととなり、前回襲った金庫を再び同じ手口で襲撃するため

32_2

資金稼ぎにそれぞれニワカ職につく。

33

変装小道具や要の武器、トレードマークのキャノン砲などの準備も完了し

34

35_2

いざ作戦決行!

36

37

38

手荒ながら強奪成功

39

しかし、ちょっとしたミスで警官に追われ、

40

41

グッディが死亡。

42

レッドは裏切り、

43

サンダーボルトらを蹴り上げたうえ置き去りにして

44

金を独り占めして逃走するが

45

警察の包囲網に追い詰められて

46

47

逃げ込んだデパートの警備犬に噛み殺されてしまう。

48

サンダーボルトとライトフットはレッドの裏切りのおかげで逃げおおせたが

無一文・・・

Ce4

ところが、

49

偶然降り立った地で以前金を隠した学校を目にする。

50

どうやら建物ごとここに移されたらしい。

まだ隠した金が見つけられてなければ・・・・・・

51

黒板を外すと・・・

52

あった!

53

結果オーライ、大金ゲットだ。

54

高級オープンカーを買い

55

ドライブの途中・・・

56

どうもライトフットの様子がおかしい・・・

レッドに何度も蹴り上げられたことが致命傷になったようだ。

57

苦しそうな表情でとっておきの葉巻を分かち合い、

58

これからの事を嬉しそうに話しながら

59

60

ライトフットは息絶えた。

61

62

サンダーボルトは葉巻を折り棄て

63

ライトフットを乗せたまま車を走らせる。

64

主題歌"Where Do I Go From Here"
作詞・作曲:ポール・ウィリアムス

マイケル・チミノはこれで監督デビュー、後に「ディアハンター」で有名になるが、このころからいいセンスを見せていた。

65
あえて西部劇素材を現代にアレンジしたことをこの『風景』も示唆しており、サンダーボルトはじめ登場人物の素朴なキャラクターがいい味を出してます。

Ce2

イーストウッドはまさに絶頂期で同性でも惚れぼれするほどいい表情を見せます。

Jb

ジェフ・ブリッジスは新進若手俳優として売り出し中の初々しさが懐かしい。

Gk

ジョージ・ケネディは素朴な持ち味をフル活用。

Jl

ジョフリー・ルイスは人のよさ丸出しの憎めない悪人を好演。

他に

Bm

ヒッチハイクで出会うイカれた男に「アウトロー」ビル・マッキニー

Gb

庭師のあんちゃんに「バラクーダ」ゲイリー・ビューシー(まだ駆け出し時代です)

Dt

スタンドのおやじに「ワイルド・バンチ」ダブ・テイラー

Kr

バイカーねえちゃんカレン・ラム(後に「トラックダウン」で準主役)ら、ちょい役も印象深い。

封切当時、オールナイト上映で見ましたがこの雰囲気が深夜どきにピッタリでした。

2011年3月16日 (水)

シンジケート

「シンジケート」The Stone Killer
1973年/アメリカ映画

$Cinema Note

製作:ディノ・デ・ラウレンティス
監督:マイケル・ウィナー
原作:ジョン・ガードナー
音楽:ロイ・バッド

出演:チャールズ・ブロンソン/マーティン・バルサム/ノーマン・フェル
   デヴィッド・シャイナー/ラルフ・ウェイト/ジャック・コルヴィン
   ポール・コスロ/スチュアート・マーゴリン


※今回は細かい説明なしでブロンソンを堪能ください。

$Cinema Note
少々手荒い流儀が批判をあびているルー・トーレイ刑事(ブロンソン)

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note


メイン・タイトル

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note
戸別の殺人事件を捜査するうちマフィア同士の抗争に関わる大量暗殺計画に突き当たる。

$Cinema Note
チャトズ・ランド」「メカニック」に続きブロンソンとは名コンビぶりを発揮しているウィナー監督とのタッグ3度目のアクション快作で、映画ではこれが初の刑事役となるブロンソンの敏捷なアクションが気持ちいい。(この後同コンビで「狼よさらば」「ロサンゼルス」「スーパー・マグナム」と続く。)

$Cinema Note
引退したマフィアのボスにマーティン・バルサム

$Cinema Note

$Cinema Note
特にオートバイを追うカーアクションシーンは全盛期ならではのノリがあって痛快だ。

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note


音楽はロイ・バッド
マフィアを描いたものとしては「ゴッドファーザー」「バラキ」などが挙げられるがこの映画もそのカテゴリーにありながら刑事サイドからひたすらアクションに重点を置いたスマートな構成という点で新しかった。
メイン・テーマに賛否も分かれるようだが、たぶんバッドはそんな趣向を汲み取ったんだろう。

$Cinema Note
ウィナー監督は80年代に入ると糸が切れたように脈略の無さが目立っていった感じがするが、この映画あたりまではずいぶん楽しませてもらったこともあって私には名匠クラスの監督として記憶に残る人です。

$Cinema Note

DVDジャケット(パル方式ヨーロッパ仕様)
2010年4月にようやくDVD化。
予告編や特典は一切無くもちろん日本語字幕も吹替え音声も無し、本編のみの収録ですが日本ではビデオ(LDも)にもならなかったので見つけたと同時に即買いしました。

2010年7月14日 (水)

黄金の眼

「黄金の眼」Danger:Diabolik
1968年/イタリア映画

$Cinema Note

製作:ディノ・デ・ラウレンティス
監督:マリオ・バーヴァ
原作:アンジェラ・ジュッサーニ/ルシアン・ジュッサーニ
   ディノ・マイウリ/アドリアーノ・バラッコ
撮影:アントニオ・リナルディ
音楽:エンニオ・モリコーネ(主題歌:クリスティ)

出演:ジョン・フィリップ・ロー (ディアボリック)
   マリサ・メル       (エヴァ・カント)
   ミシェル・ピコリ     (ジンコ警部)
   アドルフォ・チェリ    (バーモント)
   テリー・トーマス     (スターンウッド財務局長)


$Cinema Note
銀行へ輸送する車に10億ドルの現金を積み込む警備員。

$Cinema Note
しかしその中身はただの紙切れ・・・

$Cinema Note
ジンコ警部(ピコリ)がある盗賊から現金を守るための画策だ。

$Cinema Note
本物はロールスロイスに積み、間を置いて出発した。

$Cinema Note
しかしそのロールスロイスの後をつける謎の車が・・・


チェイスドライブのテーマ

$Cinema Note
輸送車が埠頭にさしかかった時、

$Cinema Note
突如煙幕が車を覆う・・・

$Cinema Note
ジンコが警戒していた怪盗の仕業だ。

$Cinema Note
その名はディアボリック(ロー)
不敵な高笑いとともに颯爽と登場!


タイトルロール
音楽はエンニオ・モリコーネ
彼らしさに溢れたサイケでセクシーな曲です。

$Cinema Note
ディアボリックはまんまと現金を奪いボートに飛び乗って逃走、

$Cinema Note
車に乗り換えたディアボリックは

$Cinema Note
激しい銃撃をあびせ、追ってくる警察のヘリコプターをかわしながらトンネルに入る。

$Cinema Note
トンネルで待っていたパートナーのエヴァ・カント(メル)と合流し、

$Cinema Note
無人の車を崖から転落させて警察の注意をそらせ、逆方向へ逃走成功!

$Cinema Note
路肩がせり上がり、秘密のアジトに車を乗り入れる。

$Cinema Note
奥へと進むと・・・

$Cinema Note
かなり大規模なアジトだ。

$Cinema Note
ディアボリックとエヴァは奪った現金で札束のベッドを堪能する。


ベッドシーンの音楽

$Cinema Note
財務局長(トーマス)の記者会見が開かれ、

$Cinema Note
その場に変装潜入した2人は

$Cinema Note
カメラのフラッシュに仕込んだ笑いガスをまいて

$Cinema Note

$Cinema Note
会見をメチャクチャに・・・


ジンコ警部は町の悪を一掃しようと、怪しげなクラブでドラッグに浸る人々を検挙。
「バーバレラ」のドラッグサークルシーンを彷彿とさせるこのシーンは公開当時アメリカではパラマウントによってカットされたが映像とモリコーネのサイケな音楽が作品のアクセントになっている。


$Cinema Note
一方、身辺に美女をはべらせる悪党バーモント(チェリ)

$Cinema Note
商売がたきのディアボリック打倒に燃える。

$Cinema Note

$Cinema Note
イギリスの銀行王とその妻を迎えたパーティーで妻の胸元を飾る巨大なエメラルドネックレスをニュースで見たディアボリックは

$Cinema Note
エヴァの誕生日の贈り物として次の獲物に決定!

$Cinema Note
下見をするディアボリックとエヴァ・・・

$Cinema Note
決行の夜、断崖絶壁に建つ城へ

$Cinema Note
吸盤を使って城壁をよじ登り

$Cinema Note
ディアボリックはまんまとネックレスを奪って逃げる。

$Cinema Note
しかし、その際に肩を負傷してしまったエヴァが治療に出かけた病院に

$Cinema Note
バーモントが現れ、エヴァを誘拐。

$Cinema Note
ディアボリックは奪ったエメラルドのネックレスと引き替えにエヴァを取り返すためバーモントと取引に応じる。

$Cinema Note
バーモントの自家用飛行機がある空港に現れるディアボリック。

$Cinema Note
飛行機に乗り込むとバーモントが・・・飛行機はディアボリックを乗せて飛び立つ。

$Cinema Note
ディアボリックはネックレスと引き換えのパラシュートを付けるとネックレスを持つバーモントのむなぐらをつかみ、バーモント諸共ダイビング!飛行機はコートに仕掛けた爆弾でこっぱ微塵に!

$Cinema Note
アジトに監禁されていたエヴァを救出するが

$Cinema Note
ジンコ警部らに取り囲まれて絶体絶命に!

$Cinema Note
憤激し冷静さを失ったバーモントはディアボリックに銃を向けるが

$Cinema Note
ディアボリックのマシンガンに撃たれて絶命。

$Cinema Note
弾丸も切れ、ディアボリックは仮死状態になるカプセルをふところから出して

$Cinema Note
それを飲み、自殺を装う。

$Cinema Note
解剖室に運ばれたディアボリックは解剖直前突然蘇生し、メスを解剖医に突きつける。
(ホラーのバーヴァらしい一面を見せます)

$Cinema Note
助手の看護婦はエヴァの変装だ!

$Cinema Note
ジンコ警部をまたしても出し抜いたディアボリックはアジトでエヴァの胸にエメラルドを並べて誕生日を祝う。



$Cinema Note
政府はディアボリックに強奪された10億ドルのしわ寄せとして、増税を発表するが、それを知ったディアボリックは税務署や銀行を次々に爆破して増税に歯止めをかける。

そして

$Cinema Note
ディアボリックは

$Cinema Note
ジンコが警備する列車で輸送中の黄金20トンを強奪する計画を立て、


道端でエヴァが運転手の気をそらしている間にトラックを奪って輸送路線の上に落す。

$Cinema Note
やむなくコースを変えた列車が海を渡る鉄橋にさしかかった時、鉄橋を爆破して黄金を積んだ車両を海中に沈めたディアボリックとエヴァは、

$Cinema Note
潜水艇で黄金を持ち去った。


潜水艇のシーン


Wah Wah Wah(海中シーンの音楽)

$Cinema Note
アジトで黄金を溶かし、

$Cinema Note
延べ板に加工するディアボリック

$Cinema Note
と、その時

$Cinema Note
発信機を頼りに警察がアジトに踏み込み、

$Cinema Note
ディアボリックはとっさにエヴァを逃がすが、

$Cinema Note
加熱しすぎて爆発した黄金を全身に浴び、

$Cinema Note

$Cinema Note
ディアボリックは黄金の像になってしまった。

$Cinema Note
警察や記者が去った後、その姿を愛おしそうに見つめるエヴァ。
ディアボリックは死んでしまったのか・・・?

$Cinema Note
彼女の背後から現れたジンコ警部はエヴァを逮捕するが

$Cinema Note
ディアボリックとの別れにしばしの時間をもらったエヴァに

$Cinema Note
ウィンクして見せるディアボリック!

$Cinema Note
誰もいなくなったアジトにディアボリックのあの高らかな笑い声が響く・・・

$Cinema Note



劇場用予告編

$Cinema Note

                 アメリカ版ポスター

$Cinema Note
後にアニメやTVゲームにもなったイタリアの人気コミックの映画化。


TVゲーム

神出鬼没の怪盗ディアボリックとその愛人エヴァ・カント、それを追う警部の駆け引きを描いた痛快アクション。
というと日本では誰もが連想するのはお馴染みモンキー・パンチの「ルパン三世」かと思いますがまさにそのルーツ、オリジナル実写版ともとれるほど設定がそっくりです。
絶体絶命のピンチをどうやって切り抜けるか、その手口までルパンを彷佛とさせ、不二子や銭形にあたるマリサ・メルやミシェル・ピコリの存在も面白いほど似通っていて悪役のアドルフォ・チェリまでルパン~に出てきそうなキャラ。
また泥棒映画でありながら60年代スパイ映画のエッセンスもいっぱいつまった快作です。

$Cinema Note

監督のマリオ・バーヴァは比較的低予算で雰囲気抜群のグロテスクホラーを演出することで定評のある監督なんですがここでは珍しく正統派のアクション監督ぶりを発揮している上に、かなり豪華なセットが楽しめるのは大プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスが出資している点に依る。

そして’60年代の極みとも言えるサイケでポップ、コミカルで美しく、ときにエロチックで躍動的な雰囲気を演出するエンニオ・モリコーネの音楽は傑作中の傑作!


Deep Deep Down(メイン・タイトル:イタリア語バージョン)

$Cinema Note

海外版DVDジャケット(2005年リリース)現在は廃盤?

$Cinema Note
メニュー画面

$Cinema Note
特典として主役のディアボリックを演じたジョン・フィリップ・ロー(「バーバレラ」の天使や「新夕陽のガンマン」「カサンドラ・クロス」などでもお馴染み)の近年のインタビュー付き。

$Cinema Note
ディアボリックのけわしい表情を再現してみせるロー。

$Cinema Note
エンニオ・モリコーネの肉声コメントが聞けるのも嬉しい。

$Cinema Note
エヴァを演じたマリサ・メルのインタビューが無いのが不自然に思えて調べてみると・・・

$Cinema Note
1992年5月16日に喉頭癌のため亡くなっていました。



日本版DVDが発売されてないのが残念ですが、ネタに困ったハリウッドがいつかリメイクに取り上げそうな予感のする映画です。

※更新:2010年7月17日

2010年7月 3日 (土)

爆 走 !

「爆 走 !」Fear is The Key
1972年/イギリス映画

$Cinema Note

製作:エリオット・カストナー/ジェイ・カンター/アラン・ラッド・Jr
監督:マイケル・タックナー
原作:アリステア・マクリーン「恐怖の関門」
脚本:ロバート・キャリントン
撮影:アレックス・トムソン
音楽:ロイ・バッド

出演
バリー・ニューマン  (ジョン・タルボット)
スージー・ケンドール (サラ・ルースベン)
ジョン・ヴァーノン  (バイランド)
ドルフ・スウィート  (ハーマン・ジャブロンスキー)
ベン・キングズレー  (ローヤル)
ピーター・マリンカー (ラリー)
レイ・マカナリー   (ルースベン)
エリオット・サリヴァン(裁判官)
トニー・アンホルト


$Cinema Note

$Cinema Note

人里離れた小屋のなかで、ジョン・タルボット(ニューマン)は、無線機で彼の妻子が乗り、彼の弟が操縦するダコタ号と交信していた。

$Cinema Note

その交信中 近づく他機のエンジン音と突然の銃声が無線機から響いたかと思うと音声はひどい驚声にかわり

$Cinema Note

墜落音のあと無線は通じなくなってしまう。


それから3年の時が過ぎ・・・


$Cinema Note

タルボットはルイジアナのクロンダイクに現われる。

$Cinema Note

日曜日の飲酒が禁止されたバーで酒を注文し、

$Cinema Note

強引に飲んだことで警官に捕えられたタルボットは

$Cinema Note

裁判にかかるが

$Cinema Note

意外にも裁判の内容は飲酒行為そのものでは無くタルボットの犯罪歴に及び

$Cinema Note

その悪行が次々と明かされていき・・・

$Cinema Note

判決は身柄をニューオリンズ警察署送りと決定。

$Cinema Note

と その時、タルボットは保安官助手の油断をついて拳銃を奪い、

$Cinema Note

警官に一発くらわせたあと傍聴に居あわせたサラ・ルースベン(ケンドール)を人質にとって、

$Cinema Note

$Cinema Note

外に駐車してあったフォード・トリノを奪い猛スピードで逃走を開始!

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

追いすがるパトカーをものともせずバリケードを突破!

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

非常警戒のなかタルボットの巧みなハンドルさばきで堂々敵中突破し、

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

とうとう逃げきってしまった。


$Cinema Note


$Cinema Note

タルボットは避暑用のバラックが並ぶ地帯に車を入れ、

$Cinema Note

$Cinema Note

空き家でひと休みしようとするが、

$Cinema Note

すきを見てサラが逃げ出し、

$Cinema Note

タルボットはあとを追うが

$Cinema Note

突然 謎の男が前に立ちはだかり

$Cinema Note

タルボットをねじあげた。

$Cinema Note

その男の名はハーマン・ジャブロンスキー(スウィート)

$Cinema Note

この騒動を聞きつけ、サラが海底油田主の億万長者令嬢であることを知っていたジャブロンスキーは、彼女とひきかえに父親から金をせしめようという魂胆だ。

$Cinema Note

取引きのためルースベンの豪邸へ出向いたジャブロンスキー一行を迎えたのは

$Cinema Note

ルースベン(マカナリー)だけではなく同業者と称するバイランド(バーノン)の他ローヤル(キングスレー)、ラリー(マリンカー)、という用心棒も相席する奇妙な空気のなか、

$Cinema Note

サラと小切手の交換が行なわれ一件落着かと思われたがタルボットが潜水艇操作のプロでもあることを知ったバイランドは彼をある事に利用しようと画策し、ジャブロンスキーをにわかに雇ってタルボットを監視させた。

$Cinema Note

・・・が、タルボットとジャブロンスキーはふたりだけになると、笑顔を浮かべて抱き合う。
実は日曜の飲酒も、裁判も、誘拐逃走も、みんなこの邸に潜入するための彼らの芝居だったのだ。

$Cinema Note

その深夜、タルボットはジャブロンスキーを残してルースベン邸を抜け出し、確認の捜査に出向き


$Cinema Note

もどってきてみると、

$Cinema Note

用心棒たちが何かを埋めている現場をこっそり目撃する。

$Cinema Note

用心棒たちの撤収後、跡を掘ってみると・・・

$Cinema Note

そこには眉間を撃ちぬかれたジャブロンスキーの死体が!

$Cinema Note


$Cinema Note

$Cinema Note

タルボットはそのままサラの寝室にしのびこみ、

$Cinema Note

これまでの真相をすべてサラに打ちあけて

$Cinema Note

捜査への協力を要請した。

$Cinema Note

翌朝、タルボットはバイランドに命が惜しければ120メートルの海底である目的のため潜水艇を運転するよう命じられ海底油田採掘場に向かう。

$Cinema Note

$Cinema Note

タルボットは応援要請のため無線室に侵入、サラも加担する。

$Cinema Note

キューバから盗み出した潜水艇を調整し終わると、いよいよ潜水の時がきた。

$Cinema Note

『このチャンスを3年も待っていたんだ。』
タルボットは家族やジャブロンスキーの犠牲に思いをはせ、最後のつめにのぞむ決意をかためた。

$Cinema Note

バイランドとローヤルを潜水艇に乗せてタルボットはゆっくりと海底へ・・・

$Cinema Note

・・50メートル・・・100メートル・・・・

$Cinema Note

$Cinema Note

やがて海底に3年前消息を絶ったあのダコタ号の残骸が現われる。

$Cinema Note

タルボットは空気の清浄装置を切って言った。

$Cinema Note

「酸素が残ってるのはあと6分だけだ。6分すると、三人とも窒息死だ。」

$Cinema Note

不可解な行動にバイランドとローヤルの顔がゆがみタルボットの目は憎しみの色でギラギラ燃えていた。

タルボットは言葉を続ける。

$Cinema Note

「箱は4つ。3つには金貨、1つにはエメラルドとダイヤ。値打ちはしめて1000と25万ドル」

「どうして知っているんだ?」
と、知るはずのない情報をタルボットが知っていることに驚くバイランドとローヤル・・・

$Cinema Note

「白骨死体の1つは妻のもの、もう1つは弟だ。どこかに3歳の息子の死体もあるはずだ‥・」

$Cinema Note

海上基地でマイクを通してその会話に聞きいるサラ・・・

$Cinema Note

もう酸素はいくばくも残っていない。

$Cinema Note

$Cinema Note

$Cinema Note

苦痛にひきつる三人の顔・・・彼らの表情はさらに青ざめていった。


エンド・タイトル(音楽:ロイ・バッド


カーアクション映画全盛期を代表する傑作!
と、個人的に強く思っているが上映期間も短く、大きな宣伝もされなかったために残念ながら一般的な認知度は低い・・・

カーアクションブームの火付け役となった「バニシング・ポイント」で一世を風靡したバリー・ニューマンのキャラをそのまま受け継ぐような展開も面白く、前半を占めるカーアクションシーンは公開当時何の前知識もなく劇場に足を運んだ私の映画心に強烈な印象を残しました。

特にサントラがお薦めで「八点鐘が鳴るとき」「デンジャー・ポイント」「黄金のランデブー」などアリステア・マクリーン原作ものは音楽がかっこいい!
その最たるものとしてここでのロイ・バッドの音楽は逸品中の逸品です。
オープニングのファンファーレから『何が起こるんだろう?』という期待感とともに映画の中へ引き込むロイ・バッドのハイテンションスコアが強烈なインパクトとなって脳裏に焼き込みます。


国内ではビデオになったこともなく国内版DVDもまだ発売されてないのが惜しい。

※更新:2018年8月4日

2010年5月21日 (金)

007-慰めの報酬

「007-慰めの報酬」Quantum of Solace
2008年/イギリス・アメリカ合作映画

$Cinema Note


監督:マーク・フォスター
音楽:デヴィッド・アーノルド
主題歌:アリシア・キーズ/ジャック・ホワイト

キャスト
ダニエル・クレイグ     (ジェームズ・ボンド)
オルガ・クリレンコ     (カミーユ)
マチュー・アマルリック   (ドミニク・グリーン)
ジュディ・デンチ      (M)
ジャンカルロ・ジャンニーニ (マティス)
ジェフリー・ライト     (フィリックス・レイター)
ジェマ・アータートン    (フィールズ)
グレン・フォスター     (ミッチェル)


前回、ル・シフル(マッツ・ミケルセン)との対決で謎の組織の存在を知ったボンド(クレイグ)はヴェスパー(エヴァ・グリーン)を操っていた組織の幹部ミスター・ホワイトを拉致し、尋問するがMI6に潜入していた組織の一味によって取り逃がしてしまう。
ボンドは手がかりを追ってハイチへ飛ぶがカミーユ(クリレンコ)という女の周辺に組織の影を嗅ぎ取り、慈善団体「グリーン・プラネット」を運営するドミニク・グリーン(アマルリック)に突き当たる。
グリーンは表向きには環境保護を謳いながら裏では土地の買収で資源の独占を狙う悪党だ。
カミーユは家族を殺された復讐のためグリーンと取引しているボリビアの将軍を殺す機会を狙っていることを知ったボンドは行動を共にしつつグリーンの陰謀阻止と謎の組織の実態を探る。

$Cinema Note
冒頭、ミスター・ホワイトを拉致したボンドと謎の組織とのカーチェイスシーンから始まる。
$Cinema Note
タイトルを歌うのはアリシア・キーズジャック・ホワイト
$Cinema Note
劇中スコアは前回ヴェスパーのテーマもちらりと聴かせながら余韻も感じさせていいのだがこのタイトルソングは映画音楽らしい起伏が無くて個人的にはなんだかな~って感じ・・・
$Cinema Note
タイトルデザインはクレイグ=ボンドの渋い新スタイルを象徴していてなかなかいい。

メイン・タイトル(フルムービー)

$Cinema Note
「カジノ・ロワイヤル」ありきの展開なのでその分短縮できるメリットもあってわかり易い展開と様々なアクションに集中できるのもうれしいが、今回余韻を残すのはマティスとのエピソードだろう。
$Cinema Note
ジャンカルロ・ジャンニーニの円熟した演技・・・いい歳のとり方をしているな~
$Cinema Note
友との非情な別れ・・・
$Cinema Note
ボンドはまたも傷だらけで組織に立ち向かう。


迫力の空中戦
ふとアリステア・マクリーンの「恐怖の関門」を映画化した「爆走!」のオープニングで映像としては描かれなかった輸送機の撃墜シーンを見ているような感じで「爆走!」にもこんな映像があればもっと良かったのにな~と思った。

そしてこの映画を彩る女たち。
$Cinema Note
復讐に燃えるオルガ・クリレンコ。

$Cinema Note

ボンドを連れ戻す任務のジェマ・アータートン。
$Cinema Note
しかし、ボンドの魅力に負けてしまうが
$Cinema Note
謎の組織の手が及び、悲しい結果を招く。

$Cinema Note
マティスの愛人。

$Cinema Note
そしてもう一人、「M」ことジュディ・デンチ。
バーナード・リーのMもいいが、女性上司ならではの役回りを見事に演じていて物語に関わる重要なポストを担ってます。

$Cinema Note
これはオマケ。(どこに出てくるかは個人で確認してください。)

$Cinema Note
クレイグ=ボンドの目いっぱいな活躍ぶりは今回の復讐劇によくマッチしてますが
$Cinema Note
このテンションで続けられるのかどうか今後の展開に期待したいところです。
$Cinema Note


劇場用予告編

$Cinema Note
James Bond Will Return...