テレビ

2010年8月 1日 (日)

TV洋画劇場アラカルト

今回はかつての洋画放送番組について少々。

世代にもよるのですが私は洋画番組が高視聴率を稼ぐ時代に育ったこともあってこれらの放送が毎回楽しみだった。

 

「月曜ロードショー」 TBS
解説:荻 昌弘
私は個人的に荻さんの解説が一番好きでした。
なので1988年5月、体調不良で番組降板後7月(わずか2ヵ月後)に亡くなられたことはショックだった・・・

週頭、疲れて帰宅後この放送を見るのがある意味救いだったかもしれません。

ちなみにエンディングで使用されていたのは”The Party's Over”という曲

"The Party's Over"
こちらがその原曲でレイ・アンソニー楽団によるもの。
1分50秒経過のあたりから使用されてます。

 

「水曜ロードショー」 日本テレビ
解説:水野 晴郎
一番庶民的なチョイスだったかな~
「いや~、映画って本当にいいもんですね!」

 

「ゴールデン洋画劇場」 フジテレビ

「ゴールデン洋画劇場」 その2
解説:高島 忠夫
大作、話題作が多く明日の負担が解けた状態で見る開放感がたまりませんでした。

 

「日曜洋画劇場」 テレビ朝日
解説:淀川 長治

この番組にはもう一つの楽しみとも言うべき「ダーバン」のCMがあって、これもシーズンごとの新作に注目していたアラン・ドロンファンもたくさんいたことでしょう。

「ダーバン」 CM

加えて「サントリー」のCMも抜群の雰囲気で印象深いものでした。

サントリーローヤル」 CM(ガウディ編)

「それではまた来週、お目にかかりましょう。」
        「さいなら、さいなら、 さいなら・・・」

総括して週の終わりを締めくくるような面もありましたね。

エンディングテーマ"So in Love"(モートン・グールド楽団)が流れてくると

『あ~、明日からまた学校か~・・・』

と憂鬱な気分で床についたものです。

 

80年代、上京してからは地方で放送されてなかった「木曜洋画劇場」(テレビ東京)が加わった。
お色気ものやB級アクション映画が多かった印象です。

解説:木村 奈保子
「あなたのハートには何が残りましたか?」



エンディングには「小さな恋のメロディ」”Fのロマンステーマ”を使用してました。

 

また

ナンシー・シナトラ/ Love Eyes
深夜の洋画番組のオープニングに使用されてましたね。

 

ひきしおのテーマ」(フィリップ・サルド)を使った番組もありました。
1分13秒経過のあたりから記憶のある方もいるはずです。

 

そして現在、

話題の新作がいち早くテレビで放送される時代となり、それはそれでいいのですがそうでない時は各社手前ミソの自社協賛映画ばかり繰り返し放送している。

そう、昔の映画をとんと放送しなくなったんですね~。
辛うじて良心的なのは比較的昔の映画を満遍なく放送してくれる「午後のロードショー」(テレビ東京)くらい。

昔の映画はケーブルテレビを契約、またはレンタルするか自分でDVDやブルーレイを買う時代になった。

が、どうなんだろう・・・

分散化されたことで巷の共通した話題にかつての名作があがることもなくなったことは寂しい。
このため若い世代には昔の映画の良さが一部ファンを除いて伝わらなくなったように思う。


かつての名作、秀作がどんどん埋もれていくのは本当に残念なことです。

※更新:2018年8月6日

2010年6月 5日 (土)

大草原の小さな家

「大草原の小さな家」Little House on The Prairie
1974年~1983年/アメリカTVシリーズ

$Cinema Note

製作総指揮:マイケル・ランドン
原作:ローラ・インガルス・ワイルダー
音楽:デヴィッド・ローズ

マイケル・ランドン       父さん(チャールズ・インガルス)
カレン・グラッスル       母さん(キャロライン・インガルス)
メリッサ・スー・アンダーソン メアリー
メリッサ・ギルバート      ローラ
シドニー・グリーンブッシュ  キャリー
リンジー・グリーンブッシュ  キャリー
リチャード・ブル        ネルス・オルソン
キャサリン・マグレガー    ハリエット・オルソン
アリソン・アーングリム    ネリー・オルソン
ジョナサン・ギルバート    ウィリー・オルソン
ヴィクター・フレンチ      エドワーズおじさん
マシュー・ラボート       アルバート
ディーン・バトラー       アルマンゾ
ボニー・バートレット     グレース
マーリン・オルセン       ジョナサン・ガーベイ
ハーシャ・パラディ       アリス・ガーベイ
パトリック・ラビオートゥー  アンディ・ガーベイ
ルーシー・リー・フリピン    イライザ先生
リンウッド・ブーマー      アダム・ケンダル
ケティ・レスター         ヘスター・スー
ケヴィン・ハーゲン      ベイカー医者
ダブス・グリア         オルデン牧師

$Cinema Note

西部開拓末期のアメリカ、ミネソタに移住したインガルス一家の日々を描いた小説をTVドラマ化した長寿シリーズ(9シーズン全207話)で、主人公の次女ローラはお姉さんのメアリーとは対照的で少々オテンバさん、いじめっ子のネリーやその親で雑貨屋を営むオルソンさん(父親のネルスは温厚な人ですが母親のハリエットが見栄っ張りの頑固おばさん)、西部男のエドワーズおじさん、ガーベイ夫妻、はにかみ屋のイライザ先生らがとりまく環境の中で日常のトラブルにめげずにたくましく育っていく姿を描いており日本ではNHKの週末夕方枠で放映された。


オープニング・タイトル
音楽はデヴィッド・ローズ
オーソドックスかもしれませんが心を揺さぶるいい曲で大好きなテーマ音楽です。

$Cinema Note

姉のメアリーは後に盲目となってしまいますが苦悩を克服する姿もきちんと描かれています。
ちなみに三女のキャリーを演じていたのは双子のグリーンブッシュ姉妹で入れ替わりで出演しています。


エンディング・タイトル
『さあ、ローラに負けずに明日もがんばろう。』という気持ちにさせる。

$Cinema Note

かつてTV西部劇シリーズ「ボナンザ」で兄弟の末っ子役として有名だったマイケル・ランドンは、この小説に心底惚れ込み、癌のため1991年に他界するまでこのドラマに全身全霊を尽くした。
それだけのこだわりも強く伝わってくるすばらしいシリーズだったと思います。

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